Timbered Terrace

所在地:石川県小松市
用 途:共同住宅
設 計:
建築 SALHAUS
構造 桜設計集団
設備 設備計画



敷地面積:968.53m2
建築面積:299.66m2
延床面積:779.22m2
構  造:木造
階  数:地上3階
工  期:2016年12月~2017年10月





















TIMBERED TERRACEは石川県小松市に建てられた、木造3階建ての集合住宅である。「グリーンヴィレッジ若杉」と名付けられた21区画の戸建て住宅団地において、ランドマークとなる建築である。「グリーンヴィレッジ若杉」は「こよみとくらす」をコンセプトとした、地域の植生や風土と共に生きるコミュニティを指向した町である。建築協定により勾配屋根や軒先の出寸法、外壁の素材といった景観に関するルールが定められている他、隣地境界には塀を立てずに小道を通すなど、近隣との接点が豊富な町を目指している。
TIMBERED TERRACEは地域の交流拠点となるように、アクセスの良い区画に公園とセットで配置されている。1階ピロティはフットパスやバーベキュー広場へと繋がる通り抜けの道となり、街区全体の玄関のような場所になることが意図されている。建物周りには縁台やベンチといった様々な居場所に加え、バードバスや二十四節季を表すナレッジプレートなど、住民が自然を感じながら地域コミュニティを育むきっかけづくりを行っている。


また、TIMBERED TERRACEは地元産材である「かが杉」のCLTパネルを使用している点が特徴である。木造集合住宅の弱点と言われる遮音性能や耐火性能をCLTの活用により克服し、自然素材の質感や断熱性能といった木のメリットを生かしている。CLTを用いた建築で多く見られる単純で画一的なプランニングではなく、より「自由な平面」を実現するために、CLTパネルと柱梁による軸組工法を組み合わせ、デザインの自由度を高めている。高強度なCLT壁パネル(壁倍率7倍)が壁量を抑え、床CLTパネルがテラスのはねだし床を容易にしている。それにより全12戸をすべてタイプの違うユニットとし、居住者のシェアスペースとなる大きな共用部も設けることができた。
CLTは新しい技術である一方、中大規模建築への地元産木材の使用を可能とし、地域の大工が施工に参加する機会を生み出している。このプロジェクトにおいても、建築主であり施工会社である梶谷建設がもつ高い大工技術が生かされることで、戸建て住宅のような精緻な納まりが可能となった。地域の技術とCLTが融合することで、ここにしかない集合住宅を実現している。





BACK


Copyright © 2008-2017 SALHAUS, All rights reserved.